原則の定義
原則とは判断のスタート地点である
- 目的を実現するために組織として定める思考・行動の判断基準
原則を定義するに至った背景
- ゆめみでは、 プリンシプル(基本原則):自律・自学・自責 で定めるように、自律が重要な思考・行動の判断基準の一つとなっています
- 一方で、自律という基本原則に沿って思考・判断することによって、 限定合理性から発生する不合理を解消する概念「あほ」と対立現象「バカ」 にあるように、あほの認知プロセスにならずに、結果として最適ではない行動をとってしまうことがあります
- また、認定的不協和の原理に従って、人間の脳は不快を回避するため、不合理な判断をすることがあるため、そうならないような判断プロセスが必要
- また、今後、基本原則以外にも「原則」を定める場合には、状況に従って、どの原則を採用すべきかという課題が生まれる可能性であったり、すでに 会議標準/Slack標準/職務基準など全社標準 で定める標準化ドキュメントについては、自律という判断のもとに解釈されて、実行の徹底がされない状況が広まり、**社会的手抜き(リンゲルマン効果)**が起きてもいます
- 加えて、現状維持バイアスが働くことで、変化を避けて現状を維持する心理傾向があり、正しい判断ができない可能性も常にあります
- そこで、原則に従って思考・判断するための原則、つまり「原則の原則(メタ原則)」を定めて、原則に従って判断するときに、その判断が適切かどうかを判断ができるようにします
- つまり、例えば自律という基本原則を判断基準としてメンバーが採用する時も、自律に従って判断するその判断結果が適切かどうかを判断する基準を定めることが必要になってきました
そこで、以下のようにメタ原則の定義を行います
メタ原則の定義
- 最上位の目的を実現するために組織として定められた原則です。(メタ原則以外の)各原則に従って思考・判断するための判断基準
「メタ原則」がもつ性質